17年度海外派遣壮行会

平成17年3月5日(土) 岡山丸の内ルネサンス2F 福幸で
平成17年4月から派遣される先生方の壮行会を開きました。

今回は,9人の派遣者が岡山から世界にはばたくということで,赤松会長
からは,家族を大切にし,企業や大使館の方々とも良好な関係をもって,
色々な体験を積んできていただきたい。それが何ごとにもかえられぬ宝と
なる。人間性豊かな国際感覚の優れた人となって,帰国後は岡山の教育
向上のため本会のメンバーとしてがんばってほしいと挨拶されました。

多田賢一校長は,神郷町高瀬小学校
から蘇州日本人学校に派遣されます。
高瀬小学校は閉校統合,そして蘇州小
学校は開校ということで,大変お忙しい
中を出席されました。蘇州は上海からわ
ずか130km,ツアーでは必ず入る世界
遺産もある地域だそうです。上海には岡
山からたくさん派遣されているし,岡山と
は直行便もあってつながりが深いので
情報交換をするのに心強い。平成6年に
アムステルダムに派遣されて,今回2度
目の赴任ですが,奥様ともども楽しみにし
ているとのことでした。管理職のためはや
3月12日(土)には出発されるそうです。
片山明彦教頭は,玉野市荘内中学校か
らアムステルダム日本人学校に派遣され
ます。児童生徒270人で15クラス20人
の教員という規模だそうです。先生ご自
身は,初海外でが飛行機に乗るのも初
めてということで何もかもチャレンジの気
持ちでいきたいとおっしゃっていました。
部活は,サッカー担当なので,ロッテル
ダムの小野をはじめ生の試合が見られる
ことや,専門が美術なので,油絵の具発
明のヤンファンアイやレイブラント・ゴッホ
フェルメールなどを見て高めていきたいと
のことでした。ご自分でもスケッチをしたり,
中学生の美術を数時間受け持つそうです。
川上敏先生は,岡山市鹿田小学校から
カイロ日本人学校に派遣されます。きっ
かけは,斉藤輝三副会長といっしょに勤
め影響を受けたからということでした。奥
様も上海日本人学校に派遣されていた
小原久美先生と友達で現勤務校の校長
が尾崎副会長ということもあり,本会には
縁が深いお二人でした。帰国後も岡南小
学校にぜひ帰りたいとお話されました。カ
イロは,大都市で治安も比較的良く,学校
からは有名なピアラミッドやスフィンクスが
すぐ近くにあると楽しみにされていました。
帰国後は,本会の情報部ホームページ
担当として,お力をいただけると思います。
藤野博先生は,倉敷市中島小学校から,
台北日本人学校に派遣されます。800人
の大規模校となり,現任校とのギャップも
あまりなくてよかったそうです。本会事務
局長の橋本隆志先生が先輩だそうで,
帰国後は事務局の仕事をお願いするこ
とになるかもしれません。さて,奥様は幼
稚園の先生を辞めて行くことになるそうで
すが,残念ながら休職扱いにならないそ
うです。本会でもまたぜひ要望をしていき
たいことだと思います。お子様は,小学生
が3人おられるということで,ご家族で素
晴らしいご経験をされることだと思います。
川元彰先生は,岡山市桑田中学校から,上
海日本人学校に派遣されます。上海のことが分かってくると共に,発達した大都会で素晴
らしい街であることを知り,気持ちが盛り上
がってきたそうです。児童生徒2000人も
の巨大校ですが,上海日本人学校に入っ
てよかったなあと思われる教育実践をした
いと抱負を語っておられました。お子様は2
歳と8月出産予定の奥様お腹の中だそう
で,4月に赴任される時はご一緒ですが,
出産については,台湾でするか,日本です
るかよく考えて決定したいとのことでした。
 元気なお子様の誕生をお祈りいたします。   
横田早苗先生は,灘崎町立灘崎中学校から
香港日本人学校に派遣されます。灘崎町は
合併問題で大変な時に申し訳ないと思って
いますが,現地で待っている生徒のために
がんばってきたいとお話しされました。横田
先生は,専門が美術ということで,東洋の美
を学びたいとのことです。小学校の免許も取
って,単身だからこそ身軽なので何でも引き
受けて動きたいと,おっしゃっていました。
     この会には,顧問の森崎岩之助先生にもご出
席いただき,海外から日本を見て,素晴らしい
ところ変えていかなければいけないところを考
えてほしいとお話されました。そして,帰国後は
本会会員として,幅広い体験を子供たちに伝え
後輩を育ててほしいとアドバイスされました。
当日は,3人の方がご都合で欠席でした。藤井
弘之先生(倉敷市北中学校からローマ日本人
学校へ),井原新一郎先生(岡山政田小学校
から上海日本人学校へ),日笠公則先生(中央
町加美小学校からボゴタ日本人学校へ)です。
皆様の,ご健康とご活躍をお祈りしています。